山鹿市鹿央町霜野に静かに佇んでいる康平寺。
康平寺は、平安時代の康平元年(1058年)に現在の霜野地域に建てられた天台宗の山岳密教寺院です。
どんなお寺だったの?
康平寺は、霜野の四方の谷に四つの法塔と「九十九院(僧侶の住まい)」を配し、僧侶が本堂に集まって祈りや学問、修業をしたといわれています。
どんなものが見られるの?
平安時代初期の地蔵菩薩立像や鎌倉時代の千手千眼観音菩薩立像、そして、千手観音に従う二十八部衆立像が所蔵されています。そのすべてが、人々の信仰の中心として大切にされてきました。
現在は霜野区康平寺管理組合が、地域の宝を後世へつなぐ活動をしています。