チブサン古墳は、今から約1500年前の古墳時代に造られた前方後円墳です。
古墳内部は横から入る石室があり、奥の部屋に家の形をした「石屋形」が置かれています。 石屋形の壁には、丸や三角、菱形などの図形や、両手・両足を広げた人物の装飾文様が描かれています。装飾は赤・白・黒の三色で、現在まで色あせることなく、その鮮やかさが残されています。
チヨマツ:きれいな模様だね。昔の人はどんな思いでこの模様を書いたのかな。
オブサン古墳は、古墳時代の終わり頃に造られた円墳です。石室へ向かう道の両側が突き出た、変わった形をしています。現在のオブサン古墳は、築造当時の姿に復元されたものです。
『山鹿市の指定文化財』12頁